伊豆大島の家トップページ > 事例 > 新築 > 伊豆大島の家木と漆喰の家 海風が強く、塩害対策は第一の条件である。また三原山を背にしているため、一年中湿度が高い地域でもあり、室内環境として湿気に配慮することが求められた。 川がなく、風が強い大島では、防火的にも不利な土地柄であるため、準防火地域になっている。 全ての条件を満たす材料として、漆喰は優れている。 準防火地域にも使える無垢に厚板を軒天井に仕様。伊豆大島の自然とともに暮らし、自然を愛で楽しみながら生活したいとする施主の希望から、自然の素材を活かした大らかな家にするという解答が得られた。木製建具でできた格子網戸。インテリア的にも有効全開できる建具。大島の自然を家の中に取り込める外と内との緩衝空間。塩害にも強く、湿気の吸放湿性があり、防カビ効果のある漆喰を、内部外部ともに壁に塗った。 躯体は国産の杉でしっかりと木組をして、広がるのある大らかな空間をつくり出した。 床は杉の厚み30の材か畳を使い、冬暖かく、夏はさらっとした感触で気持ちよいように、湿気にも断熱にも程よくバランスの家になっている。 用・強・美のバランスを兼ね備えた伊豆大島らしい家が実現した。 しっかりと食べ、働き、勉学をし、思いっきり遊び、日々の生活を大切にする。そんな人間の基本的な生活ができる。そのために、楽しい暖かな家がある。家族の顔がいつも集まる。明るい食堂と吹抜階段。食堂にある情報網から、楽しい輪が広がっていく。家は施主の人柄を表現し、まちにもつながっていくというかが、この家はまさに人と人とがつながる家である。島の人たちとも常に親しい交流があり、休みの時期には島外から多くの友人たちがこの家を訪れ、島の自然や島の人たちとの楽しい交流が持たれている。 肩肘を張らない、人と人との緩やかな関係が生まれる。居心地のよい場所・空間・いえには、人々は自然に集まり、ついつい長居をしてしまう。設計段階ではいろいろな立面ができ、検討を重ねた。イメージ・構造・予算・施工性・将来の建築的メンテンス。様々な形を検討しての結果で、生まれつく出される建築の形である。食堂を通る階段。家全体をまとめる吹抜のイメージパース。和室2間続きの和室。若い世代が仲間とわいわいと使える生きているフレキシブル空間。伊豆大島の家 三原山を背に見える建物道から見える建物の全景パース1スロープパース2ポーチ洗い出し玄関居間より座敷よりパース3二間パース4居間階段吹き抜けパース5ホールから階段上からパース6台所食堂居間玄関TV網戸座敷廊下座敷トップライト障子階段外トイレトイレ?網戸小屋組