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みかんの花咲く丘の家

みかんの花咲く丘の家

道から建物を見る

周囲の自然に調和しながらも、存在感がある建物

庭と地形、建物の形

デッキテラス

広がる空間

リビング

トップライト

食堂

洗面

浴室

パース

LDK

パース

リビング+ダイニング

和室パース

4.5帖和室

縁側

玄関パース

玄関収納

和室1

和室2

テーブル

コーナー

デッキ横

道より

正面

北側緑地

居間から

階段パース

階段

VILLA宇佐美

山から空へ伸び、海へ向かう。この地形、この眺望があってこそ生まれる建築の空間。
家族のみでなく、多くの仲間が気軽に来て、大人数でも少人数でも対応できる、フレキシブルでありながらも、どこか自分の居場所を見つけ、落ちつける家。
仕上げは、木や塗り壁などの自然素材を使用。子供が楽しみながら遊んでも、細かな傷や汚れに神経質にならずに、大らかな気持ちで過ごせる家。
小屋組・天井の高さ・取り込む景色・光・風から生まれる平面計画。
‐ 外観 ‐

山から海へ伸びる登り梁を、棟木とした変形の切妻屋根。
‐ LDK ‐

2階にある居間・食堂・台所・ユーティリティーには、扉はないが、小屋組からつくりだされる空間とその場に注ぐ光と風、その場所から見える風景から、おのずとその場所が決まってくる。
‐ 居間 ‐

午後の陽射しが差し込み、落ち着く空間。
‐ 食堂 ‐

高い天井の食堂。その先にある外部のテラスと一体して使うことができる。
‐ 台所 ‐

台所・ユーティリティーはオープンで、誰もが家事に積極的に参加できるよう仕切はない。
‐ 和室

二間続きの和室。襖で仕切られているので、大人数も少人数も自由に対応できる。
‐ 浴室 ‐

2階の海側にある浴室は、宇佐美の温泉。下の住居に住む人からの視線は、手前の木立が遮蔽してくれる。
‐ テラス ‐

朝日が燦々と注ぎ、初島が真正面に見えるこのテラスは、晴れた日はついついここで食事をしたくなる。

見える風景、光と風を活かした住空間の創造

 老若男女問わず、多くの仲間が使える室内空間であるように、傾斜の断差が激しい立地だが、同一階の生活空間では、段差のないように、設計した。
1階和室のある南西角と玄関のある北東角では3m近い落差があるため、それぞれを標準的な階高で設計すると、アプローチ側から見た時に、威圧感のある高い建物になってしまう。
 一方で、アプローチ側から海が見渡せ、風景が開けているため、その地魂から導き出される建物の形状も、アプローチ側から高くなってしまう。如何に、周囲の風景にも合う建物にするかである。
 1階の階高を低くする方法としては、フレキシブルに転用できる床座の和室とし、天井高さを抑え、かつ梁を表しにした。
 海を眺められる東側の2階テラスは、ここにできない場であり、このテラスから、この建築立面も、室内空間もつくり出している。

VILLA宇佐美

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